15 衝撃と安堵

15 衝撃と安堵
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 横浜でのデートの日、私は家族に飲み会があるとだけ伝え、横浜の街に向かった。

 私はお酒が飲めないので、車で行って有料駐車場に止め、待ち合わせ場所に行ったらもう彼女が来ていた。

「あ、部長~!」

と可愛く彼女が手を振った。

 やはりひときわ目を引く美人である。周りの視線が「なんであの男と?」と言ってるような気がした。

「なんか食べたいものある?」

「いろいろ考えたけど沖縄料理みたいなの食べたい。」

「じゃこのお店は知っててまぁまぁ美味しいけどここはどう?」

 私は知人がやってるお店をスマホで見せた。

「あーこのステーキ食べたーい!ここにしよ!」

 そうして沖縄料理のお店に向かった。

 道中、私は彼女と手をつなぎたくて彼女の手に触れたが、彼女に拒否された。

「部長、誰が見てるかわからないから気をつけたほうが良くないですか?」

 彼女のほうがしっかりしてた。

「もしお知り合いに見られても手を繋いでたらエステの先生って言い訳ができませんよ。」

「ごめんなさい。」

「謝らなくてもいいですよ。その気持ちが嬉しいですし。」

 沖縄料理では楽しく食事をし、彼女が行きたがってたバーに行った。

 そのバーでは彼女の希望でカウンターに座った。

 いろいろ話した後、彼女がちょっとタメを作って言いにくそうに話しだした。

「部長、実はしばらく来てないんです。」

 私はすぐになんのことがわかり心臓がバクバクして動揺したが、それを悟られないように、確認するように聞いた。

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